めも
ラナンキュラスは園芸的には花型や草姿から3つの系統にわかれている。
●ペルシャ系は18世紀はじめにトルコから入ったものの改良品種で
丈は30cmと低く、茎葉は強い。花は中輪で花色は豊富。
●トルコ系はトルコの宮廷で改良されたものと言われ、花は八重が
多く、花弁が内側に湾曲している。
●フレンチ系は18世紀後半にオランダに入ったもので、丈は高く
花は中輪で半八重のものが多い。花弁の重なりは不規則。
フレンチ系から改良した大輪品種をラジオネーリ系として
別に分類することもある。
最近は、アメリカ、オランダ、日本などで品種改良が進み、系統間交配による新品種も多く作り出された。
近年広く栽培されているのは、大輪品種で花の直径は10cm以上になり、ほぼ完全な八重咲き。花色の鮮明で赤・橙・桃・黄・白の各種がある。
ラナンキュラスは多年性草本で、地下に小さな球根をつくる。これは小さな根が何本か集まった形のもので、先端部には白い軟毛に包まれた芽がいくつかついている。秋にはこの芽が伸びて葉をつけ、春になると花茎が伸び、1本の花茎に数輪の花がつく。
球根の植え込みは9月下旬から10月上旬がよい。約20cm間隔に植え、3cmくらい覆土する。よく日があたり水はけがよければどこでも良いが、強い酸性土壌はさける。植え込んだあとは敷き藁などをして冬の寒さと乾燥を防ぐ。
切花栽培や鉢植え栽培では、低温処理やジベレリン処理で促成栽培も行われる。最近では生育中に矮化剤を2~3回散布してコンパクトで花姿の良い鉢花を生産することが多くなった。
(朝日百科世界の植物より)